外壁のリフォームが必要な時とは?

その方法もわかりやすくご紹介

近頃外壁が傷んでいたところを不意に発見してしまい、心配になってきた方はおられませんか?ちょうど家を新しくリフォームをしようと思っていたタイミングの方もおられるかもしれません。どのタイミングでリフォームはすべきなのか、リフォームの施工はどのように行えばよいのかなど、ご自分では判断がつかないという方も多いでしょう。ここではそのような判断のポイントがわかってきます。

1. 外壁の傷みやすいポイント

ひとくちに外壁といっても、傷んでしまう原因やメカニズムはそれぞれ異なっています。まずは外壁のどの部分が傷みやすいのかを紹介いたします。それをご覧になって、あなたの家の外壁が何か不都合を起こしていたり、傷んでいたりする場合、それがリフォームをする必要があるものであるかをチェックしてみましょう。そのようなポイントを数点ご紹介いたします。

1-1. チョーキング

外壁をサッと触った時に、指に白い粉がつくことがあります。これをチョーキングといいます。これは外壁に塗った塗料(顔料)が経年劣化を起こして、浮いてしまう現象です。外壁の劣化のひとつで、これを放っておくと、外壁のひび割れなどを起こし、もっと深刻な事態となりかねませんので、他の状況と合わせて気になるのでしたら、リフォームを検討されてもいいでしょう。

1-2. 外壁へのカビ・コケ類等の付着

外壁の塗装が薄くなってしまえば、湿気に弱くなり、カビやコケが付着することが多くなります。これを放置すれば、湿気や水分を屋内に入るのを許してしまうことになり、家の内部へのダメージが大きくなり、より大掛かりな修理が必要になってしまいます。

1-3. 外壁・コーキングのひび割れ

外壁の防護体制が薄い層が露出すれば、そこからひび割れ(クラック)を起こすという現象が起きてきます。さらにサイディングボードを使用していれば、それらどうしをつなげているコーキング(シーリング)に劣化のしわ寄せがきて、切れたり剥がれたりして隙間を作ってしまい、そこから水分を流入させるきっかけとなってしまいます。

1-4. 直近のリフォーム、あるいは新築から20年間修理などをしていない

直近で行ったリフォームや新築をしたときから、20年以上家に対して手つかずの状態であれば、塗料の耐用年数を過ぎている場合が多いです。パッと見で何も起きていないようであっても、塗料などがすでに限界を超えていて、新たに塗料を塗り直さなければ、家の素材を守ることができなくなります。すぐにリフォームを検討すべきです。

2. 外壁のリフォームの種類

もしあなたの家の外壁のリフォームの必要性があるならば、どのような作業方法によって行うのが良いかについて考える必要があります。それは、現在の外壁の傷み具合や予算、工期などの要因でいくつかのケースに分かれます。次に外壁のリフォームをする施工の方法の種類について説明をいたします。

2-1. 外壁塗装

外壁の劣化の状態がクラックなどの比較的軽い状態の時に行います。費用も他の方法と比べて高くはつきません。改めて新たに塗料を塗ることで、耐性を強くすることができます。塗料の種類によって、リフォーム後の耐用年数は異なってきます。塗装を行うのと同時に、目地のコーキングの状態を見ておき、その補修も必要であればやっておきましょう。
塗料の種類によって、価格や耐用年数も異なります。築年数、外壁の状態、予算などにより決めていく必要があるでしょう。耐用年数は、アクリルが3~5年、ウレタンが5~7年、シリコンが7~10年、フッ素が10~15年、無機が約20年などとなります。

2-2. 外壁カバー工法

外壁が割れていたり、剥離が起きたりしている状態や、多少の雨漏りが確認できるときに行います。外壁材の耐用年数がないけれども、建物としての強度には問題がない場合にこの方法が使用されます。この工法は、今までの外壁の上から、新しい外壁材をかぶせて二重の状態にするという方法です。この工法では、古くなった外壁材の撤去を行わないため、その分の費用は発生しません。また壁が厚くなることにより、遮音効果や断熱効果が高くなります。
そのようなメリットがある反面、壁が重くなることで、耐震性などの点で建物への物理的な影響があるというデメリットもあるため、それを軽減するために、新しく取り付ける外壁材を、軽量金属のサイディングとするケースが増えています。

2-3. 外壁張替え

外壁がすでに目立つように剥がれてしまうなどの顕著な劣化があちこちに見られ、雨漏りによる家の内部の建材にもダメージがある場合、外壁を張り替えてしまう方法を取らざるを得ません。そのように広範囲に劣化の影響が見られる時は、今までの外壁を撤去してしまい、新たに外壁を張り直します。
この方法が最も費用がかかってしまいますが、その分内部の防水紙などのメンテナンスもでき、確実に雨漏りの影響を防げます。また、建材によっては、大幅な外観の雰囲気を変えることが可能です。

3. まとめ

外壁は家とそこに住む人を守るために、非常に重要なものです。けれども外壁は外界の厳しい気象環境の影響を大きく受けるため、劣化が激しい場所となり、気づかないうちに不具合を起こしかねません。だから外壁は普段から細かくチェックをしておくべき場所でもあります。けれども劣化するときはやってきます。その時に慌てずに適切なリフォームを行いましょう。 「株式会社グローone」では、そのような外壁のリフォームについての、みなさまのお悩みにお応えします。外壁についてお困りの方がおられましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。誠心誠意もってそのお悩みを解決いたします。