キッチンの耐用年数について

以前のコラムでも書きましたが、毎日の生活の中で欠かすことの出来ない『食』を生み出すキッチン。料理を作る・食事をする・食後の洗い物をする等に関係してくる家族にとって大切なスペースです。
日々の掃除をきちんと行い、常に綺麗で清潔なキッチンにすることを心掛けていても、長く使っていれば経年劣化によりキッチン全体も傷んできます。
キッチンは、レンジフード・ガスコンロ・流し台・食洗器・水栓金具・各種キャビネット等多くのパーツで出来ています。パーツによって耐用年数は違いますが、キッチン全体の耐用年数はおよそ20年~25年と言われています。
また、普通の部屋と違い、キッチンでは料理を作るため、炒め物や揚げ物を作れば油が飛び散りますし、洗い物をすれば水が飛びます。油や煙で壁や床は他の部屋に比べるとどうしても早く汚れが目立つようになり傷みも酷くなります。
そこで、今回はキッチンのパーツごとの一般的な耐用年数について書いてみたいと思います。


1.レンジフード


レンジフードの耐用年数は10年ほどと言われています。作動時に異音がしたりファンの回り方が不規則になったり、電源が入らなくなったりすると交換が必要です。また油汚れの蓄積により換気効率が落ちてしまいます、定期的に掃除していても油汚れが取れなくなってきた時には交換の目安とお考え下さい。
同サイズのレンジフードと入れ替える場合は、半日もあれば工事が終わります。


2.ガスコンロ


ガスコンロの耐用年数は10年~15年程度と言われています。
劣化が進むと火が点きにくくなったり、調理の途中で火が消えてしまったり、ガスの臭いがしたりするようになりますので、その場合は交換をお勧めします。
最近のガスコンロは安全センサーが付いているので、ガス漏れや火の消し忘も制御しますし、煮こぼれや風などで火が消えても自動でガスが止まるので安心です。
ガス可とう管接続工事監督者が作業を行い、2時間程度で交換が可能です。

3.流し台


流し台の寿命は15年~25年程度です。
大事に使っていてもサビや傷、汚れが落ちなくなってくると交換目安と思ってください。
シンクの材料によって寿命は違いますが、長くても25年程度なので見た目や衛生面が気になる方
や、排水管からの臭いや水漏れが気になる方は交換をご検討ください。
給排水の繋ぎや、微妙な高さ調節が必要な場合がありますので、交換には2日~3日掛かります。

 

4.食器洗い乾燥機


家電製品である食洗機の耐用年数は一般的に10年程度と言われています。
私の家の食洗機でも実際にあったのですが、ある日いきなり見た事のないエラー表示が出たので、キャビネットの奥から取り扱い説明書を取り出して調べてみたところ、排水に関するエラーの表示でした。
電源も落ちなくなり少しあせりましたが、排水ホースを見ても特に異常が無かったのですが、汚れていない残さいフィルターを掃除したら何故かエラーが消えました。(笑)
食洗器は高価な商品になりますので、回転ノズルやフィルターのお手入れやメンテナンスをきちんと行い、食洗器の寿命を少しでも伸ばすようにして下さい。
食器洗い乾燥機の交換は半日もあれば完了します。


5.水栓金具


水栓金具の交換目安は10年程度です。ハンドルを閉めても蛇口の水が止まらない、ハンドルを動かすときに異音がする、金具の隙間から水がにじんでくる場合には部品の交換や、パッキンの交換が必要になります。
交換時間は1~2時間程度で終わります。


6.各種キャビネット


キャビネットの耐用年数は20年ほどと言われています。キッチンは毎日使うものですが、キャビネット自体はキッチン用品の出し入れがメインですので、乱暴な使い方をしなければ長く使えますが、扉のガタつきや引き出しがスムーズに出し入れ出来なくなった場合には交換をお考え下さい。
最新のキャビネットでは扉もホーロー製で美しさと強さを合わせ持った普段のお手入れがカンタンなタイプや、ソフトクローズ機能の付いている引き出しもありますので、ショールームに行って実物を見てみるのも楽しいと思います。
全キャビネットを交換する場合には2日~3日は必要になります。

 

まとめ


今回のコラムは、キッチンの耐用年数について書かせていただきました。どれだけ大事に使っていても水廻りではゴムパッキン等の消耗品やコーキングといった止水や防水に関係する部分、レンジフードや食洗器といった家電製品ではモーターの劣化等がおこります。
各種パーツの交換にも対応できますが、当社はキッチンの入れ替えも得意分野ですので、ご検討中の方はお気軽にご相談ください。
当社では、各種リフォームについてもさまざまなご相談を承っております。
水回り工事に関する実績も多くありますし、仕上がりの綺麗さや、機能的に充実したリフォームをお考えの方は、ぜひとも住まいのホームドクター「株式会社グローone」のホームページからお問い合わせください。