毎日の生活の中で欠かすことの出来ない『食』を生み出すキッチン、料理を作る・食事をする・食後の洗い物をするに関係してくる大切なスペースですが、キッチンは多くのパーツで構成されていますので、古くなった水栓金具を最新のセンサー付きの物に交換する、ガスコンロを新しくするといったプチリフォームから、キッチン全体を入れ替える大規模なリフォームまで様々な形があります。古くなったキッチンスペースの使い勝手に不満がある方は、リフォームにより理想の生活スタイルに近づける事が可能です。
キッチンの種類
まずはキッチンの基礎知識についてですが、キッチンには大きく分けて3つの種類があります。
1.システムキッチン
システムキッチンとは、調理台・シンク・コンロ・キッチン収納などが、ワークトップと呼ばれる天板で繋がり、全てが一体となるように組み合わせたキッチンのことです。
2.セクショナルキッチン(セパレートキッチン)
調理台・シンク・コンロが別々になっているキッチンのことです。
3.ミニキッチン
調理台とシンクが一体で、コンロが一つ付いている小さなキッチンのことで、ワンルームやオフィス、高齢者向け住宅などで利用されるキッチンのことです。
キッチンの形と高さ
さらにキッチンには様々な形があり、代表的な物は下記のタイプになります。
◆ ペニンシュラキッチン(ペニンシュラとは英語で半島を意味する言葉で、キッチンの片側が壁についているタイプ。)
◆ アイランドキッチン(アイランド=島という言葉が示す通り、四方が壁に接していないタイプ。)
◆ L型キッチン(シンクとコンロをL字型に配し、短くスムーズな動線で高い作業効率が実現できるタイプ。)
◆ I型キッチン(キッチンの形が一直線なので、ダイニングを広く使える基本的なレイアウトタイプ。)
◆ コの字キッチン(収納も多く作業スペースも広く使えますが、場所も取りますし、費用が高くなります。)
それぞれのタイプにメリットとデメリットがありますので、検討する際には自分の生活スタイルに合っているキッチンを選ぶ必要があります。
また、キッチンの高さを決める際には使いやすいワークトップの高さの目安があり
身長(cm)÷2+5(cm)で使いやすい高さを求めることが出来ます。
※身長160cmの人の場合は85cmが使いやすい標準的な高さになりますが、個人差による好みがあると思いますので、ショールームに行って、普段履かれているスリッパを持参して実際に確認する事をお勧めします。
キッチンの立ち上がりとは
キッチンのリフォームには様々な依頼があり、大規模なキッチンリフォームの場合、壁付型から対面型への変更を希望されるお客様も多くおられます。開放的なキッチン空間を実現できる対面型を希望される場合、リビング側からキッチンを見た場合に手元を隠す「キッチンの立ち上がり」の高さが重要になってきます。
リビング側からキッチンを見た際にキッチンの立ち上がりが低い場合だと、本来隠したかった作業中の手元や盛り付け中の料理が見えてしまいますし、逆にキッチンの立ち上がりが高いと空間に圧迫感が出てしまいます。
標準的なキッチンの立ち上がりの高さは、20cmといわれており、圧迫感も少なく調理中の手元も隠せます。
ただ家族構成により最適な高さは変わってくると思いますが、小さなお子さんがいる場合でキッチン側から完成した食事を渡すことが多い場合は15cm位がちょうど良いでしょうし、身長が低い方はもう少し低い方が使い勝手が良いかもしれませんし、ご家族の身長が大きな人が多い場合は20cmより少し高くするのも問題ありません。
まとめ
キッチンをフルリフォームする際は、上記で説明したキッチンの種類・形・高さだけでなく、吊戸棚の高さやカラー等も好きな物から選べます。当社では、各種リフォームについてもさまざまなご相談を承っております。
キッチンリフォームに関する実績も多くありますし、仕上がりの綺麗さや、機能的に充実した形にしたい方は、ぜひとも住まいのホームドクター「株式会社グローone」のホームページからお問い合わせください。
今回のコラムが、希望の生活スタイルを実現するキッチンリフォームを考えるうえで、少しでも知識のアップデートにつながれば幸いです。