和室からフローリングにリフォームする方法!

フローリングの種類も解説

趣のある畳ですが、やはり張り替えに高額な費用がかかってしまうことと、日頃のお手入れが大変なことから、フローリングへのリフォームを行う人が増えています。そこで今回は、和室からフローリングにリフォームする3つの方法と、無垢フローリングと複合フローリングの違いについてご紹介します。リフォームを成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。

1. 畳からフローリングにリフォームする方法

畳からフローリングにリフォームする方法は3つあります。ここではそれぞれの特徴をご紹介します。

1-1. ウッドカーペット

一番簡単にできるのが、畳の上からウッドカーペットを敷くやり方です。ウッドカーペットはその名の通りフローリングのような材質をつなぎ合わせたカーペット状のものです。繋ぎ目で折り曲がるので、簡単に持ち運びすることも可能です。施工に技術が必要なく、誰でも簡単にリフォームできるのが大きなメリットといえるでしょう。賃貸住宅に住んでいて、規約上大きなリフォームができないという方にもおすすめです。
一方で、既製品であるウッドカーペットは、床の形にピッタリと合うものを見つけるのが難しいというデメリットもあります。また、敷きっぱなしにしていると畳にカビが生えてしまうので注意が必要です。

1-2. 上からフローリング材を張る

畳の上からフローリング材を張るという方法もあります。綺麗に仕上げたいけれど、できるだけ費用は抑えたいという方におすすめです。実際の施工は、フローリング材を畳の上にきれいに並べていくという比較的簡単な作業となっているので、短時間で施工が終了します。また、フローリングの一部が傷ついてしまった場合にはその板だけ交換することが可能で、メンテナンスしやすいのも魅力です。
しかし、やはりウッドカーペットと同じように畳にカビが生えやすくなったり、安っぽい印象に仕上がってしまったりというデメリットがあります。

1-3. 畳をはがしてフローリングに張り替える

仕上がりにこだわりたいという方には、やはり畳を剥がしてフローリングに張替えるリフォームがおすすめです。まずは、畳をきれいに剥がし、下地材を補修する所から始めます。さらに、断熱材を充填し、ベニヤ板を敷き詰めた上からフローリング材を乗せていくという作業工程になります。
仕上がりが本格的であることと、下地からしっかりと処理をするのでフローリング下にカビや湿気がこもりにくいという点がメリットになります。また部屋と部屋の段差がなくなるよう、ベニヤ板で調節することができるのでつまずき防止にもなります。
一方で、本格的な工事になると、費用とかかる日数が増えてしまうのがデメリットといえるでしょう。

2. フローリングの種類について

フローリングには、無垢フローリングと複合フローリングの2種類があります。ここでは、それぞれの特徴をみていきましょう。

2-1. 無垢フローリング

無垢フローリングは、無垢材と呼ばれる丸太から切り出した木材をそのまま使用したものです。近年、とくに人気を集めているフローリングで、木本来の質感や香り、肌触りを感じられるのが魅力となっています。さらに、調湿機能があるため、湿気が多すぎる時は水分を吸収、乾燥している時には水分を放出してくれる役割も持っています。また、年月を重ねるごとに、より味わい深い表情になっていくのも無垢ならではのメリットといえるでしょう。
デメリットとしては、高価であることがあげられます。リビングや寝室など、高級感を出したい場所に限って使用するのがおすすめです。

2-2. 複合フローリング

複合フローリングは、薄くスライスした木材をブロック状に張り合わせた集成材をベースに、上から木や特殊シートなどの化粧材を張って作ったものを指します。無垢材のような質感が欲しいという方は、天然木を表面に施した挽き板タイプを利用するのがよいでしょう。よりデザイン性の高い物を求めている方は、石目調や抽象柄などのデザインがあるシートタイプのものがおすすめです。
複合フローリングは、無垢材に比べるとよりお手頃価格でリフォームができるというだけでなく、デザインや機能性に幅があるのが特徴です。ペット対応用、集合住宅用、防音用なども用意されているので、必要に合わせて機能付きのものを選んでみてください。

3. 畳だけでなく部屋全体のリフォームもおすすめ!

和室から洋室にリフォームを行う場合、畳をフローリングに変えただけでは部屋の雰囲気と合わず、ちぐはぐな印象になってしまいます。可能であれば、壁や天井を洋室仕様の壁紙クロスに貼り替える、押入れをクローゼットにリフォームする、襖を洋風建具やドアに変えるなどのリフォームを合わせて行うことで、より空間に一体感を出すことができます。畳からフローリングのリフォームを検討する場合には、その他の部分も一緒にリフォームしてしまうのがおすすめです。

4. まとめ

今回は畳からフローリングにリフォームする方法やフローリングの種類についてご紹介しました。昔ながらの畳はとても魅力的ではありますが、普段のお手入れがしにくく張り替えに費用がかかってしまうことから、フローリングへとリフォームする方が増えています。リフォームを行う際には、床だけでなく部屋全体のトータルデザインを行うのがポイントです。 大阪府豊中市にあります「株式会社グローone」では、各種リフォームからハウスクリーニング、水回りのトラブル対応まで幅広く承っております。畳からフローリングの張り替えはもちろん、和室からおしゃれな洋室へのリフォームも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。